施設長会議2026年5月開催【前編】〜学び続けるリーダーが、組織の未来を作る〜

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2026年5月29日・30日の2日間、新大阪にて檸檬会の「施設長会議」を開催しました。

全国で教育・福祉事業を運営する檸檬会では、各施設の責任者が一堂に会し、組織の方向性を共有するとともに、互いの実践から学び合う機会を設けています。

この施設長会議では、マネジメントのあり方や、ビジョン浸透の取り組み、各施設で実践されていることの事例共有などを実施しました。単なる情報共有の場ではなく、檸檬会が大切にしている”学びと対話の場”となりました。

◾️マネジメントを「個人任せ」にしない。組織として育てる

施設長や管理職は、保育や福祉の専門性に加え、チームを支えるマネジメント力も求められます。しかし現場で経験を積み重ねてきた人が、突然マネジメントを担う立場になることも少なくありません。
檸檬会では、マネジメントスキルを個人の資質や経験だけに任せるのではなく、体系的に、スキルとして身につけられる環境を整えています。

会議では、副理事長の青木より「適切なフィードバックの仕方を学ぶ機会は少ない」という率直な振り返りも共有されました。耳の痛いことを伝えられる関係性や技術は、チームの成長や安心して働ける環境づくりにつながります。

施設長自身が学び続ける姿勢を持つことの重要性と、フィードバック文化の大切さについて、改めて考える機会となりました。

◾️2年間取り組んできたビジョン浸透プロジェクト

檸檬会では2023年度に新たなビジョン「ソーシャルインクルージョンの実現」を掲げました。日々の実践をビジョンにつなげるため、2024年度から2年間にわたり、「ビジョン・バリュープロジェクト」に取り組んできました。

この2年間で特に力を入れたのは、対話しやすい環境づくりです。約60%の施設で会議にアイスブレイクを取り入れ、「意見を言葉にする」「愉快に話せる場をつくる」ことを大切にしながら、パートナー(※1)会議(職員会議)のあり方を見直してきました。

また、各施設から1名ずつ「エンゲイジャー(※2)」を選出し、施設の枠を超えて実践や工夫を共有する取り組みを実施。現在も、お互いの取り組みを知り、学び合う文化が少しずつひろがっています。

そして今期、このプロジェクトはひとつの区切りを迎えました。「まず知る・広める」という段階をこの2年で終え、一人ひとりがビジョンを行動で体現していく新たなフェーズへ進めていくためです。

※1 檸檬会では職種・役職・立場を超えて共に生き支え合う仲間として、職員のことを「パートナー」と呼んでいます。

※2 エンゲイジャー:各施設・部署で「関わり・つなぐ人」として活動するパートナー。エンゲージメントを高める人という意味で檸檬会が名付けました。対話の場作りや実践の共有を通じて、ビジョンを日々行動へつなげる役割をになっています。

◾️現場で広がる、ソーシャルインクルージョンの実践

施設長会議では、各施設の実践を共有し、お互いを学び合う「CXシェアリング(※3)」も行われました。

※3 CX:利用者や保護者、地域の方々との関わりの中で、より良い体験や価値を生み出すための取り組みです。

今回紹介された事例には、地域や利用者とのつながりを生み出した活動や、パートナー一人ひとりが主体的に関われるチームづくりなど、さまざまな実践がありました。

障がい福祉施設では、利用者が公園のゴミ問題に目を向けたことをきっかけに、地域との交流が始まり、利用者さんと社会との接点が生まれました。
また、保育施設では、「決まったことを伝える場」ではなく、「みんなで考え、意見を出し合う場」をつくることで、パートナー同士が支え合いながら主体的に動く文化が育まれています。
発表された取り組みはどれも特別なものではありません。日々の関わりや対話の積み重ねから生まれてきた実践ばかりです。

ソーシャルインクルージョンは、遠い理念ではなく、日々の小さな行動や対話の積み重ねによって実現されていくことを、実感する場となりました。


施設長会議2日目には、日々の実践や挑戦を称える「LEMON AWARDS 2025」を開催しました。後編ではその様子をご紹介します。

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