【プレスリリース】(社福)檸檬会、職員の給与および年間休日数を引き上げ

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働きやすい環境が、支援の質を変える。人事制度改革を通じた持続可能な組織づくりを目指して

社会福祉法人 檸檬会(法人本部:和歌山県紀の川市 理事長:前田効多郎)は、2025年4月1日より、全国84の施設および4つの本部に勤務する職員(パートタイム職員を含む)を対象に、給与の引き上げおよび年間休日数の増加を実施いたしました。

◼️法人独自の給与引き上げを、処遇改善加算の対象外となる職員にも適用

今回のベースアップは、業務への正当な対価を見直し、職員のモチベーションを高めると同時に、組織全体の活性化を図ることを目的としています。処遇改善加算は、保育・障がい福祉サービスなどの一部職種を対象とした国の制度ですが、檸檬会ではそれに加えて、制度の対象外となる事業部の職員及び施設運営に関わる本部職員にも、独自の手当を設定することで給与の引き上げを行います。法人内において職種や配置の違いにより生じていた待遇の格差を是正し、より柔軟で持続可能な運営体制を構築する事も目的としています。
 檸檬会は「人」が支える福祉事業において、職員一人ひとりが経済的・精神的に安心して働ける環境が、結果として利用者へ質の高い支援に結びつくと考えています。

◼️特別休暇「インクルージョン休暇」の創設と年間休日122日へ

檸檬会では、職員の働きやすさを重視し、継続的な休日制度の見直しを行ってまいりました。その結果、2025年度より年間休日数は122日に拡充され、過去5年間で10日の増加となります。

さらに、2025年度からは新たな特別休暇制度「インクルージョン休暇」を創設いたしました。
 本休暇は、檸檬会のビジョンである「ソーシャルインクルージョンの実現(※)」に向けた取り組みの一環です。ビジョンの実現には日々の業務だけでなく、職員一人ひとりが自分の視野を広げ、多様な価値観にふれる事が欠かせません。この休暇は、そんな気づきや学びのきっかけとして活用してほしい、という想いから生まれました。
同時に、休日が少ない傾向にある福祉業界において、檸檬会の職員にはしっかりと心と体をリフレッシュし、プライベートの時間も大切にして欲しいと考え、法人全体で労働環境や待遇の改善に取り組んできた成果と言えます。

※ ソーシャルインクルージョン…社会的包摂。性別や世代、国籍などに関係なく、自分らしく生きる権利が守られ、誰もが受容される社会のこと。

◼️「人」を大切にする組織へ

福祉の仕事は、支援を受ける方々に寄り添うと同時に、支援を提供する職員自身の幸福や安心も重要です。
 檸檬会は、職員が自分らしい人生を大切にしながら、安心して長く働ける職場づくりを進めています。ライフステージに応じた柔軟な働き方や、プライベートを大切にできる環境を整えることが、質の高い福祉サービスにつながると考えています。今後も、ワークライフバランスの向上を目指し、持続可能な組織運営を目指した処遇改善に取り組んでまいります。

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